アーチェリーの特徴

アーチェリーの特徴

アーチェリーは、矢を弓で射る技術を競う古代から伝わるスポーツです。競技者は標的に向かって矢を射り、狙いが正確であれば高得点を獲得できます。競技形態にもよりますが、的は一般的に直径122cmで、中心の黄色い部分が10点、外側に向かって減点となります。的までの距離は、屋外で18~90メートル、屋内で18メートルが一般的です。

 

競技で主に使われるのはリカーブボウ

アーチェリー用の弓にはリカーブ・ボウとコンパウンド・ボウの2種類がありますが、オリンピックをはじめ、主要な大会で採用されているのは、リカーブ・ボウです。リカーブ・ボウはシンプルな構造を持つ伝統的な弓で、放たれる矢の精度や安定性はアーチャーの技術に大きく依存します。一方、コンパウンド・ボウは精度と安定性を追求した機械的な補助装置がついており、競技というより、趣味や狩猟に使われるのが一般的です。また、アーチェリーには他の多くのスポーツと同様に、個人戦と団体戦があり、それぞれ異なるルールで行われます。

 

アーチェリーはルール自体はシンプルですが、精密な射撃には、集中力・精神力・体力を必要とし、独特の呼吸法や適正な姿勢も求められる奥が深いスポーツです。多くのトップ選手は皆、地道な練習と経験を積むことで技術を磨き、自分だけのスタイルを確立しているのです。