日本におけるアーチェリーの歴史

日本でのアーチェリーの歴史は比較的浅く、日本で弓を使った競技といえば、伝統的に弓道が主流でした。しかし、1939年に管重義がアメリカからアーチェリーを持ち帰ってからというもの、日本でも「洋弓」として普及するようになり、日本アーチェリー史が動き出したのです。

 

そして第二次世界大戦後の1947年には、「日本洋弓会」が結成され、1956年に「日本アーチェリー教会」に名前を変えました。当時は全日本弓道連盟の統括でしたが、1958年に国際アーチェリー連盟への加盟を果たし、独立。さらに、1967年に世界アーチェリー選手権で日本代表が活躍したことで地位を上げ、現在の「全日本アーチェリー連盟」が誕生したのです。

 

アーチェリー人気の急上昇

アーチェリーの日本での成功は、1975年の世界選手権大会で男子団体戦で初の銅メダルを獲得することから始まります。そして、2004年のアテネオリンピックでは、山本博が41歳で銀メダルを獲得し、「中年の星」としてメディアで大きく取り上げられました。

 

これにより、アーチェリーへの注目度が上がり、競技人口が跳ね上がったのです。以来国際舞台での成功を収める日本人も増え、現在、日本のアーチェリーは世界的にも高い評価を受けています。