アーチェリーはその魅力から幅広い世代に愛されるスポーツです。スポーツはスポーツでも静的スポーツなので、運動が苦手な人でも、老若男女問わず気軽に始めることができます。オリンピックで40代の選手がメダルを獲得したり、全日本や国体の選手として活躍する60代の選手が珍しくないのは、このスポーツに身体的・年齢的なハンデが少ない証拠といえるでしょう。

 

自分の筋力や体格に合わせて弓の強さや種類を選択でき、ルールがシンプルでわかりやすいということで、「アーチェリーを始めるハードル」というのは、高いようで実はすごく低いのです。唯一ネックなのはコストなのですが、的を狙っている時のスリルや的に命中した時の爽快感、感動などは、見返りとしては十分すぎると個人的には感じています。

 

そしてアーチェリーというのは、高校や大学から始める選手がほとんどで、スタートラインが人によってあまり変わらないため、誰でもトップに上り詰めるチャンスがあります。何もそこまで高みを望んでいなくても、アーチェリーに真剣に取り組むことで、集中力やメンタルが鍛えられたり、遠征などを通して仲間が増え、人脈が広がるので、その後の人生にプラスになることは非常に多いのではないでしょうか。