アーチェリーの矢

アーチェリーの矢

アーチェリーに使用する矢は、射手が的に命中させるための重要な道具です。矢はシャフト、ノック、バン(フレッチ)およびポイントという4つの主要な部分から構成されています

 

矢の構造

 

シャフト
矢の主要な部分で、通常は木材、アルミニウム、カーボン、またはアルミニウムとカーボンの複合材料で作られています。材料の選択は、矢の重さ、耐久性、曲がりやすさなどの特性に影響します。競技用アーチェリーでは、軽くて速いカーボン矢が一般的です。

 

ノック
矢の後端にあるプラスチックまたはアルミニウム製の部品で、弦に取り付けるための溝があります。ノックは、弦から矢が放たれる際の安定性や位置合わせに影響します。

 

バン(フレッチ)
矢の尾部に取り付けられ、通常は3枚の羽根で構成されています。バンは、矢の飛行中の安定性を保ち、正確な軌道を維持する役割を果たします。バンは、羽根やプラスチック製のものがあります。一部の射手は、減速や安定性を向上させるためにスピンバンを使用することもあります。

 

ポイント
矢の先端部分で、的に命中する部分です。ポイントの形状や重さは、矢の貫通力や飛行特性に影響を与えます。アーチェリー競技では、ターゲットポイントと呼ばれる特別な形状のポイントが使われますが、狩猟用の矢には異なるタイプのポイントがあります。

 

矢の選択は、射手の技量、弓の種類、競技の目的、および使用状況によって異なります。矢の長さや重さ、スパイン(矢の柔軟性)などの要素も、矢の飛行特性や命中精度に影響します。適切な矢を選ぶことは、アーチェリーで成功を収める上で非常に重要です。