アーチェリーは身体的・体力的なハンディキャップが比較的小さく、老若男女楽しめるスポーツです。ルール自体もそこまで難しくありません。弓道と違って、しきたりやふるまい、細かな所作は評価対象ではなく、とにかく的の中心に近いところに当てればいい。わかりやすいでしょう。またアーチェリーの弓(洋弓)は弓道の弓(...
アーチェリーでは、最も重要なのは「毎回同じ強さで弓を引けること」です。これを実現するためには、筋持久力や強い弓を引くための筋力が求められます。しかし、意外なことに「腕の筋肉」はそれほど重要ではありません。
実際に必要なのは、正しいフォームを維持することです。そのためには体幹の筋力が不可欠で、三角巾、僧帽筋、上腕筋、広背筋、大円筋などを強化する必要があります。日常的な腕立て伏せやゴムチューブによるトレーニングが効果的です。鍛え上げられた体幹を活用すれば、腕に大きな力を入れることなく、楽に弓を引くことができ、フォームも安定します。
また、アーチェリーは精神的な強さが非常に重要なスポーツと言え、「2つのW」と「2つのC」と呼ばれる要素が必要です。「2つのW」は「Will To Win(やる気)」を指し、「2つのC」は「集中力(Concentration)」と「自信(Confidence)」を意味します。これらの要素が欠けると、体が緊張し、ミスにつながるのです。
以上のような必要な能力を磨いて競技に取り組むことが求められます。