日本におけるアーチェリーの競技人口

全日本アーチェリー連盟の公式発表では、日本国内のアーチェリー競技人口は1万2000人程度。弓道の競技人口が14万人程度なのに対し、大分少ないですね。実際、日本でアーチェリーは、まだまだマイナースポーツなのが実情です。

 

原因としては、練習場が少ないこと、道具一式にお金がかかることなどが挙げられます。アーチェリーの道具一式を揃えようとすれば、いくら安くても10万円を超えますので、投資費用や練習場所の少なさがハードルとなって、興味はあってもなかなか一歩踏み出せないケースが多いのです。

 

ただそれでもひと昔前よりは増えたほうなんです。2004年にアテネオリンピック・アーチェリー競技に出場した山本博選手が、41歳という年齢で銀メダルを獲得したことで、「中年の星」とメディアに大きく取り上げられ、認知度は飛躍的に上がりました。オリンピックやパラリンピックなどの国際大会で日本選手が活躍すると、競技人口が増加する傾向がありますね。

 

アーチェリーは比較的初期投資が高く、専門的な施設や指導者が必要となることから、競技人口が他のスポーツと比べて少ない傾向があります。しかし、アーチェリーの魅力や楽しさが広がることで、今後競技人口が増加することが期待されています。