アーチェリーにおけるスタビライザーは、主に以下の効果があります。

 

 

重心の調整

スタビライザーは、弓の重心を遠心方向に移動させることで、射手の手から弓の振動を減らし、安定性を向上させます。これにより、射手はより矢を安定して狙い、リリースすることができます。

 

振動の減少

スタビライザーには、弓の振動を吸収し、減少させる効果があります。矢を放つ際に生じる振動が軽減されることで、射手は快適に射撃を行うことができ、精度が向上することが期待できます。

 

トルクの抑制

トルクは、弓が手にかかる力によって生じる回転力です。スタビライザーは、トルクを抑制し、弓が回転しないように支えます。これにより、矢の飛行がより安定し、精度が向上します。

 

風の影響の軽減

スタビライザーは、風による弓の動きを減らす効果もあります。これにより、屋外での射撃時に風の影響を受けにくくなり、精度が向上します。

 

 

スタビライザーは、コンパウンドボウだけでなく、リカーブボウやオリンピックスタイルのアーチェリーでも使用されます。ただし、効果は射手の技量や慣れにもよりますので、最適なスタビライザーの長さや重さを見つけるためには、試行錯誤が必要です。