コンパウンドボウの打ち方

コンパウンドボウは、プーリーシステムを利用した現代的な弓で、高い精度と速度が特徴です。コンパウンドボウでのアーチェリーの基本的な射撃手順は以下の通りです。

 

 

適切な姿勢を取る

まずは両足を肩幅程度に開いて立ち、的と平行になるようにします。体はリラックスし、背筋を伸ばし、自然な姿勢を保ちます。

 

弓を持つ

弓のグリップを左手(右利きの場合)で握り、手首を自然に曲げます。左肘は伸ばしたままで、肩はリラックスした状態に保ちます。

 

矢をセットする

矢を弓の矢掛けにセットし、矢の後端を弦にはめ込みます。矢の先端は的を向いていることを確認してください。

 

弓を構える

左手(右利きの場合)で弓を構え、右手でリリースエイド(弦を引く際に使用する器具)を装着します。リリースエイドは、射撃の精度を向上させるために使用されます。

 

弦を引く

肘を伸ばしたまま、右手(右利きの場合)でリリースエイドを使って弦を引いていきます。コンパウンドボウの場合、プーリーシステムのおかげで弦を引く力が減少する「レットオフ」ポイントがあります。そのポイントまで引くと、矢を構えやすくなります。

 

 

アンカーポイントを確認する

弦を引いた状態で、顎や鼻に触れる安定したポイントを見つけます。これがアンカーポイントです。アンカーポイントは、射撃の安定性と一貫性を確保するために重要です。

 

ピンサイトで狙いを定める

コンパウンドボウにはピンサイト(照準器具)が付いており、そのピンを目標に合わせて狙いを定めます。ピンが目標の中心に合うように調整します。

 

射る

狙いを定めたら、リリースエイドを使用して弦をゆっくりと離して矢を射ちます。リリースエイドを操作する際は、スムーズに動かし、急激な動きを避けることが重要です。弦を離す際は、手を後ろにスムーズにスライドさせるように動かします。

 

フォロースルー

矢が飛んでいくのを見送り、そのままの姿勢を保ちます。フォロースルーは、射手が矢の飛び方に影響を与えないようにするための重要な動作です。射撃後もしっかりとフォロースルーを行い、矢の飛びを確認しましょう。

 

 

 

これらの手順を繰り返し練習することで、コンパウンドボウでのアーチェリーの技術が向上します。初心者は専門家の指導のもとで練習することをお勧めします。コンパウンドボウは高度な技術が求められるため、基本動作を習得した後も継続的な練習が重要です。