アーチェリーの弦の種類は?

アーチェリーの弦の種類は?

アーチェリーの弦は、使用される素材や製法、弓の種類によって異なる種類があります。以下に、一般的な弦の種類を紹介します。

 

 

素材による分類

ダクロン(ポリエステル)

伸縮性があり、耐久性に優れていますが、速度がやや劣ります。主にリカーブボウで使用されます。

 

ケブラー

軽量で強度が高いですが、耐久性に劣るため、短期間で交換が必要です。コンパウンドボウで使用されることがありますが、現在はあまり一般的ではありません。

 

ベクタラン

耐久性に優れ、伸縮性が低いため、速度が向上します。コンパウンドボウやリカーブボウで使用されます。

 

ダイニーマ(スペクトラ)

軽量で強度が高く、伸縮性が低いため、速度が向上します。現在最も一般的に使用される素材で、リカーブボウやコンパウンドボウで利用されます。

 

弓の種類による分類

リカーブボウ用弦

伸縮性がある素材(主にダクロン)を使用し、射手の引きやすさや安全性が考慮されています。

 

コンパウンドボウ用弦

伸縮性が低い素材(主にベクタランやダイニーマ)を使用し、矢の飛行速度や精度が重視されています。

 

製法による分類

エンドレスループ弦

素材を繰り返しループ状に編み込むことで作られた弦で、耐久性が高く、一般的に広く使用されています。

 

フレミッシュツイスト弦

素材を撚り合わせることで作られた弦で、伝統的な製法であり、クラシックなリカーブボウやロングボウで好まれることがあります。

 

 

 

これらの種類の弦は、それぞれの特性や射手の好み、用途に応じて選択されます。弦の素材や製法によって、飛行速度、振動、耐久性などのような性能が異なるため、自分のニーズに合った選択が重要です。